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「皮膚は身体の鏡」といわれます。美しい皮膚は、健全な身体にしか宿りません。皮膚科医は、皮膚を診察することにより身体を見つめることが必要だと考えています。
当院では、皮膚科診療をとおして健康な皮膚へ、健康な皮膚をより美しい皮膚へ、皮膚のトータルプランニングをめざしています。皮膚のことなら(皮膚以外の身体のことでも構いません)、当院へお気軽にご相談ください。
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アトピー性皮膚炎、じんま疹、アレルギー、花粉症、水虫など幅広い皮膚科疾患の治療 |
◎アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患として広く知られています。しかし、皮膚のバリア機能の変化や引っかき行動が、病気に大きく関与していることがわかってきました。「かく」ということは、心理状態やストレスなどに大きく左右されます。つまり、アトピー性皮膚炎は様々な方向から病気を見ていく必要があるということです。当院では、できるだけこれらのことをしっかり診察し、外用薬・内服薬・漢方薬・紫外線療法などを組み合わせながら治療していきます。
◎じんま疹
じんま疹には、急性のものと慢性のものがあり、原因はなかなかわからないのが実情です。急性のものであれば、注射や内服薬で治療し再発しませんが、慢性のものは薬を飲んでいる間は症状が出ませんが、薬をやめると出てきてしまうというように繰り返すことがあります。でも数ヶ月で治まることがほとんどですので、過度な心配はなさらないほうがよいでしょう。難治性の場合、当院では原因を追求するためプリックテスト、採血のIgEテスト(アイ・ジー・イーテスト)などを行ない治療に生かすことがあります。漢方治療なども行うことがあります。
◎接触皮膚炎(かぶれ)
何かの原因物質(アレルゲン)が皮膚に付着して起こるのが「かぶれ」です。有名なものとしては漆(うるし)などがありますが、金属や植物、化粧品、洗剤などありとあらゆるものが原因となる可能性があります。顔の肌荒れや手あれが実は接触皮膚炎だった、ということもよく経験することです。当院では、この原因を解明するためにパッチテストを行なっています。
◎水虫・たむし
白癬菌の感染症が足にできると「水虫」、身体にできると「たむし」と俗にいわれます。皮膚科では、「足白癬」「体部白癬」という表現をします。ただ診察してみますと、「市販の水虫薬を1年も塗っているが治らない」という声をよく聞きます。そういうときは本当に水虫かどうか疑ってみる必要があるかもしれません。水虫に似た皮膚病がたくさんあるため、皮膚科医は顕微鏡を使って白癬菌がいるか確かめたのち「水虫」と判断します。治らない水虫があるときは、当院へご相談ください。
◎爪の水虫
白癬菌が爪につくと爪が白くなり、ぼろぼろの状態になります。爪は薬の浸透性が悪いため治しにくい病気でしたが、近年飲み薬の出現で治せるようになってきました。肝臓に負担をかけることがあるため、採血をしながら飲んでもらうようにしていますが、基本的には1ヶ月に1回の受診でよいことが多いのでご相談ください。
◎陥入爪(巻き爪)
爪の両側が足の指にくい込んできて痛みだし、それでもがまんしていると肉芽(にくげ)がもりあがってきて、より痛む状態になると「陥入爪」(かんにゅうそう)と呼ばれます。足の親指がほとんどです。深爪をすることによりおこるといわれています。元来、大きな手術を必要としていましたが、当院ではフェノール法という新しい方法を用いて、日帰りでその日から歩いて帰れる手術を行なっています。(予約要)
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